電子レンジ

私は適当に袋から取り出され皿に盛られた。

そして電子レンジに入れられ──。

約4分半の間は私の人生で最も楽しい幸福な瞬間であった。脳がピンク色の思考で溢れ目の玉がハートになるような甘美な夢を見ていたかのようであった。夢なのか現実なのかその中間でもなんでもとにかくその時の感覚はまさに至福の一言であった。すっかりのぼせ上がった私は熱々になってしまった。もう心残りは無かった。

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