心は真夏の炎天下に置かれた角砂糖のようだった。
ところどころ溶けていた。無数の蟻たちが溶けた汁にネチョネチョと脚を絡ませながら巣にそれを運んでいった。夕方頃、私の心はただの地面の黒いシミになっていた。
夜、地面の下では蟻たちが口で私の心をこねて幼虫に与えていた。そうして成長した幼虫たちはやがて成虫になる。彼らは女王蟻を愛していた。だが彼女からの愛情はないことを知る。そして自分たちの働き蟻としての無機質な生命を呪うのだ。

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